転職を決断できなかった自分へ!仕事に悩んでいた過去の自分に贈る言葉

僕は新卒入社した企業を3年で退職し、今は地方の薬局で働いているんだ。そんな僕も転職しようと思ってもなかなか決断できないでいた。でも今だから言える結論はこれ。

「転職を決断できなくても焦るな」ってこと。

俺が新卒入社1年目のころは、会社とは逆方向の電車に乗って逃げようと毎朝思っていたんだ。恥ずかしい話、出勤前はいつも泣いていたし。

それでも仕事から逃げずに3年間働き続けた経験は、今の自分の自信になっているんだよね。

転職を決断できないと悩んでいた新卒の自分へ

新卒入社した会社は化粧品会社の開発部。職場の人はなんと全員女性だけど、薬剤師としてキャリアを積める良い環境だ、と最初は思っていたんだ。

職場の女性は基本的に俺に優しくて、怒鳴られたことなんて無いし、なんなら休憩時間にはお菓子を差し入れてくれるほど。でも俺は聞いてしまった。

「ごろう君、最近ちょっとタメ口っぽくなってきたよね。調子乗ってる感じ。」

「だよね。お菓子貰うときも態度がなんかいやらしかったし、気持ち悪いよね。」

「「あはははっ」」

普段は会社の食堂で、同期(もちろん女の子)と一緒に昼飯を食べているんだけど、このときはたまたま仕事場に忘れ物をして戻ったんだよね。そしたら、同じ開発部の同僚女性が喋っていた会話の一部が聞こえてきたんだ。 背筋に嫌な汗が流れたのを、今でも覚えている。

迷いがある状態で転職を決断しなくて良かった

陰口を言われていることに気付いたけど、そこは大人の職場、とくにいじめられたりすることもなく、普段どおりの日常が続いたんだよね。でも、その後も陰口が気になって、先輩たちの陰口を盗み聞きするのがクセになってしまったんだ。

表面上は仲良しでも、影では徹底的に悪口を言っている女性社員たち。

それからほどなくして、俺は職場の人とは表面的に付き合うようになったんだよね。そんな状況がしんどくて出勤前には涙がでるようになり、気付いたら俺は転職サイトに登録していたんだ。でも、実際に応募はできず、ただ求人を眺めているだけ。

当時はただ不安で焦って、でも行動に移せずに余計に焦るという悪循環が続いていたんだけど、今思えば、焦って転職せず本当に良かったと思うよ。その結果、自分のライフスタイルに合ったいまの薬局に転職できたし、彼女とも結婚して順風満帆な生活を送れているからさ。

転職する決意が揺らぐ理由なんて無限にある

この記事を読んでいるあなたも、転職を決断できずもやもやした気持ちを抱えているなら、まずは気持ちが落ち着くまで待ったほうが良いと思うよ。

当時の俺も「入社1年ぐらいで退職するなんて」「転職できるのか不安」「転職先がブラック企業だったら」「彼女との交際はどうなる」といった悩みに押しつぶされそうで吐きそうな気持ちだったからさ。

でもこれは俺に限らず、多くの人が似たような悩みを抱えていると思うんだよね。だから、転職を決断できないのはあたりまえ。まずは心が落ち着くのを待って、それから行動しても遅くないと思うよ。

転職を決断できない理由は時間が解決してくれた

見出しのとおりだが、転職の決断なんてのは時期が来たら自然とできる。悩みすぎて全てを投げ出す一歩手前だった俺は開き直って、この考えに至ったんだよね。

だったら悩んでも仕方がない。とりあえず今の職場で自分にできることをしよう。そう思うことでウジウジ悩んで消耗することが無くなったんだ。

迷いを断ち切り転職を断念!すると不思議と心が軽くなった

転職への迷いや職場の悩みについてウジウジ悩むのを辞めた結果、仕事に向かう足取りが少し軽くなったんだよ。

相変わらず職場の女性は俺への陰口を辞めないし、何なら俺に優しく仕事を教えてくれている50代の上長は率先して悪口に参加するようになっていたんだ。女性の裏表の激しさに消耗していたけど、不思議と前より陰口を聞いても気にしなくなったよ。

転職を決断するポイントは迷いが消えたとき

そんな環境でもとりあえず仕事をこなしているうちに、気がつけば社会人2年目の冬も終わろうとしていた。それに気付いた時、自分の中で急に転職に対する情熱が沸き起こってきたんだ。

1年目のころは入社してすぐに退職することの後ろめたさからイマイチ転職に向き合いきれずにいた俺だったけど、気づけばもう社会人になって3年。いまなら転職できる。根拠はなかったけど、不思議と信じることができたんだよね。

転職を決断できない決意しなきゃと悩む前に行動しよう

結局のところ、決断や決意は「するもの」じゃなくて「気付いたら自然としていた」程度のものだと思うんだよね。当時の俺はそれに気づけたから「転職を一度諦めて仕事に向き合う」という行動や、時期が来たから「転職活動に本気出す」といった行動を自然ととれたのだと思うよ。

ここで紹介したのは俺の体験談だけど、この記事を読んでくれたあなたにもきっと応用できるんじゃないかな。

まだ転職をするべきかどうか決断できないなら、とりあえずできるところまで行動すれば良い。適切なタイミングが来れば自然と行動できるものだし、決断できないなら「いまは決断しない」という決断をするのも大切なことだと思うよ。