女性の多い職場では、人間関係の揉めごとがなかなか多いと感じてしまいます。男性からすると「また、やってるよ」って呆れて見てしまうもの。外から見ている分には、何も問題ないけど、いつ自分が当事者として巻き込まれるかわからないから怖いとも思ってしまいますよね。
揉めごとの中心に、いつ自分が立たされるかわかりません。しかし、揉めごとの多くは女性だから起こるのではなくパーソナルな問題が原因であることが多いように思います。男性が揉めごとを回避するために重要なマインドは下記の5つ。
- グループや派閥には属さず自分のポジションを築く
- うわさ話や陰口は絶対に参加せず聞き流す
- 女性特有の機嫌悪さは触れずににこやかに過ごす
- プライベートには踏み込みすぎない
- 自分からささいなコミュニケーションをとる
なぜ5つのマインドが重要なのか。揉めごとが起こる原因を知って内容を深堀りしてみましょう。
女性の多い職場で起こる人間関係の揉めごとの原因は?
女性の多い職場で起こる人間関係の揉めごとの原因ってわかるでしょうか?人間関係の揉めごとの原因は、「言われてみれば、そうだよね」って感じのことだけど、自らが言葉にできるかどうかで自分の行動が変わるのです。
女性の多い職場では女性特有のグループや派閥がある
女性の多い職場では、必ず1つや2つのグループとか派閥がありますよね。そんなもん作らなきゃいいのにって思うんだけど、なぜかどんな会社でもあるのが事実。男性でもグループや派閥を作りたがる人っていますよね。派閥を作りたがる人は、共通認識のグループを作ることで「自分は間違ってない!!」って安心する傾向にあるように思います。
だから、考え方が違うと「自分とは違うのはおかしい。自分のことを敵対視している」となって、バチバチ始まっちゃうわけです。女性に限らずですが、異なる意見を言われると否定されたと思ってしまう人が少なからずいます。
異なる意見を許容できない人が、グループを作りボス的なポジションにいると、人間関係の揉めごとが起こります。一方で、群れに入るのが苦手な女性も必ずいます。女社会で男性がうまく生き抜くためには、群れに入るのが苦手な女性を見極めることです。
うわさ話や陰口でコミュニケーションをとる傾向にある
女性の多い職場でありがちなコミュニケーション方法の1つ。うわさ話と陰口。男性でもうわさ好きと陰口好きは必ずいるもの。この手のタイプは自己肯定感が低く、人よりも優位に立つことで優越感を感じたがります。
うわさ話や陰口でコミュニケーションを図るタイプの人は、自分の話に賛同してもらう手段としてうわさ話と陰口を使います。うわさと陰口に賛同する人を集めて、自分の居場所を作るんですよね。なぜならば、弱いからです。
でも、うわさ話や陰口好きの人が社内で本当の居場所を作れるか?それは無理でしょう。弱い人たち同士で群れて、見せかけの居場所を形成することはできるかもしれません。でも頭のいい人は、この手のタイプは信じられないと思うはずです。ましてや組織は仕事をする場所。うわさ話や陰口で社内で本当の居場所を作ることはできません。
気分によって態度が変わるのはホルモンバランス
男性と比べて女性はホルモンバランスが月ごとに、年齢ごとに変わっていきます。月経周期があるようにホルモンバランスは一定ではないのです。これは仕方ないことですよね。女性だって身体のホルモンで気分が上下するのをわかっているし、何より女性自身が辛い部分でしょう。
男性は「今日はなんかイライラしてるな」と思ったら、過度に触れない。大丈夫?などの言葉も必要以上にいらないときがあります。イライラを察知したら、冷たいようですが触れないことです。
仕事とプライベートの境界線があいまいに
女性が多い職場で起こりやすい人間関係のトラブルで、プライベートに踏み込み過ぎることがあります。仲良しなんだから、なんでも知ってて当たり前みたないなね。これで本当の友達になれるのであればいいことだと思います。しかし、本当の友達になるためには全員が自律できなければなりません。
今の職場でも起こっていることですが、プライベートに踏み込みすぎると私は仲間はずれだとか、仲がいいのに意見が違うなんて……友達だと思っていたのに。など、揉めごとに発展しやすくなります。
男性が女性の多い職場で人間関係の揉めごとを回避する方法
女性が多い職場でなぜ揉めごとが起こってしまうのか。原因がわかれば対策ができます。原因を読んでみて、ホルモンバランス以外は、男性社会でも起こりうることですよね。女性特有というよりも、パーソナルな問題な気がします。
グループや派閥には属さず自分のポジションを築く
グループや派閥に属さないことが、人間関係のトラブルに巻き込まれないポイントです。どこのグループにも属さないことで、自分のポジションを手に入れることができるのです。一方で、派閥やグループを作りたがる人しかいない部署となると、それは強力な味方もいないということでもあります。
その孤独に耐えられることができるのか?ぼくは入社してすぐに、「あなたはどこのグループに所属するのか、よく考えなさい」と言われました。
結果的に、ぼくはどこのグループや派閥にも所属せずに部署の中では孤独に空気のような存在としてやり過ごし転職しました。それは辛い6年間でした。でも、下記の記事にも書きましたがこれ以上にない最悪な職場を学べたと、ぼくは思っています。
仕事をする上でコミュニケーションは必須。たとえグループや派閥に入らなくても、最低限のコミュニケーションは図りましょう。
うわさ話や陰口には絶対に参加せずに流す
うわさ話と陰口は参加した時点で、グループの仲間入りが決定してしまいます。他のグループでも同じように参加したら、今度はスパイと認定されます。どのように行動したとしても、うわさ話と陰口は参加したら、そこで試合終了なのです。
女性の多い職場では賛同しているように見せて、内心めんどくせーと思っている人は必ずいます。いわゆるただその場では合わせているだけのタイプ。うわさ話とか陰口を好きな人が幅を利かせている場合、それに合わせていかないと自分が攻撃対象となってしまうからですね。
ぼくの経験上、部署としてうわさ話と陰口で弱い者がさらに弱い者を叩く集団ならば改善しようがないので異動か転職。一人でも表面上は付き合っているフリをしている人がいれば、その人と適度に仲良くする。自分は「そうなんですね」と流すにとどめて、決して意見を言わない。これが大切だと思います。
女性特有の体調不良の日はにこやかに
特に理由もなく女性が不機嫌なときは、ホルモンバランスがアンバランスなんだから仕方がないかと思えばいい。事実がどうであれ、今日は生理か……と思うようにするといいんじゃないでしょうか。
他部署ではあったが、ぼくの同期で、「○○さん、今日は生理ですか?」とストレートに聞いてもセクハラ感も嫌な想いをまったく抱かせない人がいた。
これはもうキャラクターにつきる。9割の男性は失敗するだろうからマネはできない。一方で、会社組織で生きるうえでのキャラ作りって大切なんだなと学んだことでもあった。
あなたも覚えがあるだろう。同じことをしても怒られるAさんと、なぜか怒られないBさんがいることを。これは出来事に違いはない。違いは、キャラの違いなのだ。
プライベートに踏み込みすぎず適度な距離感を保つ
職場は仕事をする場所。でも、みんながみんな同じ感覚で仕事をしているわけではありませんよね。能動的な人もいれば受動的な人もいるでしょう。仕事熱心な人もいれば、楽をしたい人もいます。
仕事という各人のスタンスが異なる共通事項をする場所で、プライベートに踏み込みすぎると揉めごとが起こる可能性が高くなってしまいます。もちろん、本当の友達になれるのであれば、それはとても素敵なことだと思います。
会社は仕事をする場所と割り切る
どんなに揉めごとからの回避を試みても、揉めごとが一つもないことはありえません。あなたが耐えられるレベルの揉めごとなのか?が大切です。ある程度は耐えてみると、後に振り返ったときに自分の自信につながることもあるかもしれません。
でも他人は他人を変えることはできません。組織として、これは腐っているなと自分が判断したなら、鬱になる前には必ず逃げることです。異動でも転職でもいいと思います。
ぼくが前の組織にいて唯一失敗だったなと思ったことは、我慢をしすぎて鬱のような症状がでていても気付けなかったことです。異動や転職は逃げではありません。あなたはもう十分がんばっているのです。
女性の多い職場で人間関係の揉めごとを回避していたら孤立するかも?
じゃあ異動も転職もせず、今の部署でもう少しがんばってみようと思ったとき。次に考えることは、孤立して仕事がやりにくくなることです。女性が多い職場で男性が一人の場合、どうしたら孤立を抜けられる、または避けられるでしょうか。
職場で孤立しそうであれば原因を考える
まずは何が原因で孤立しそうなのか?孤立してしまったのか考えることが大切。トラブルを恐れて女性社員との距離をとり過ぎたのかもしれません。ぼくもやってしまいましたが、自分なんて……という思考に陥りホウレンソウを疎かにしてしまっているかもしれません。
揉めごとに巻き込まれない程度の距離感の保ち方やコミュニケーションは難しいと思います。しかし、敵認定を受けていなければ、孤立からは抜けられます。
職場での孤立から抜け出すために自分からコミュニケーション
まずは、コミュニケーションを意識してみましょう。いきなり雑談とかはハードルが高いですよね。簡単なところからでいいんです。
- あいさつをする
- お礼や謝罪は忘れずにする
- ホウレンソウはこまめに行う
すごいシンプルなことですが、女性から敵認定を受けていなければ職場でトラブルなく過ごす程度であれば、この3つでいいのです。
3つのスキルで女性の多い職場における人間関係のトラブル回避
女性の多い職場の人間関係で男性が揉めごとを回避するために意識することは、下記の5つ。
- グループや派閥には属さず自分のポジションを築く
- うわさ話や陰口は絶対に参加せず聞き流す
- 女性特有の機嫌悪さは触れずににこやかに過ごす
- プライベートには踏み込みすぎない
- 自分からささいなコミュニケーションをとる
言葉にすると簡単そうですが、実践するのはなかなか難しいですよね。でも、一つずつ意識していけばいいのです。自分のマインドをコントロールする訓練ともいえます。男性が女性環境で生き抜くのは大変だと思います。でも、数年でも数ヶ月でも辛い環境で生き抜く経験を持つと、自分の自信につながりますよ。