男一人の職場で働く男性は、良くも悪くも目立ってしまいます。
- 成果を出したとき
- ミスをしたとき
って特に目立ちますよね。そんな時、フォローしてくれる人がいなくて、
こんな孤独を感じてるの自分だけ?
ミスが原因でいじめのターゲットになっちゃったよ…
って、悩むこともあるんじゃないでしょうか。
孤独を感じる職場は辛いですよね。ぼくもそんな環境に6年いたからよくわかるんです。
今回は、「職場に居心地を求めるのは無理?」って悩んでいるあなたに、孤独な環境を経て得られた、ぼくの経験談をシェアします。この記事を読んで得られるポイントはこれ。
- 孤独を感じる職場からは、人生最悪の職場を学べる
- スルースキルと逆転の発想をするスキルを身につけられる職場でもある
- メンタルを鍛えるには最適な環境であると能動的になる
- 鬱になる前にはちゃんと逃げる
女性ばかりの職場に男一人の孤独な悩みとは?
職場に男一人で孤独に感じている人はいるでしょう。職種によっては女性が9割を占めるようなところもあります。女性が多い環境で働く男性はどんな悩みがあるのか?ここではよくある悩みを紹介します。
同性の理解者がいない
職場に男性が自分一人で、同性の理解者がいないと肩身が狭い。「男性は愚痴や弱音を吐かない」ってイメージがあるから、女性の多い職場で働くとストレス発散も難しいかもしれない。
同性の同僚がいれば、孤独な気持ちを共感できて少し楽になるけど、そうじゃない環境だとツライ。そんな時は、社外の友達に愚痴をこぼして、少しでもストレス発散してみましょう。ただ、相手を間違えると
「そう言っても、男一人ってハーレムで楽しそうだけどな!贅沢じゃん?」
なんて言われちゃうかも。弱音を吐くときは相手に気を付けましょう。
女性特有の話題に入れない
女性特有のファッション、恋愛、カラダのことなんかで盛り上がっていると、どうしても……
この場にいて大丈夫かな?
自分の存在が空気みたいになってる
と孤独を感じるかもしれません。そんな時は黙って話を聞くだけにするか、トイレ休憩してみましょう。でも、男性目線の意見を聞かれることもありますよね。
そんな時に気の利いた一言が言えると、株が急上昇。溶け込むチャンスでもあるから、あんまりネガティブに考えず、情報収集だと思って女性同士の会話を聞くに徹するのもいいと思います。
力仕事など任される仕事が多い
男性だからって理由で……
- 残業するような仕事を振られる
- 力仕事を任される
とかあると……
なんで自分ばっかり…
って思うんじゃないでしょうか。男一人の職場では、めんどくさいこと、大変なことは「○○君に頼もう!!」って思われるのは、ある程度仕方ないこと。
こんなときは逆転の発想。「やらされる」という受動的な受け取り方を、「自分だからこそできる仕事」って能動的に考えてみたらどうでしょうか?
「自分、頼られてるな!!」ってポジティブに考えると楽になる。マインドセットの練習でもありますね。
女性ばかりの職場に男一人の状況で起こるいじめ
女性が多い職場ではかなりの確率で起こるいじめ。目立つこともあって、男一人では余計にターゲットになりやすい。ここでは、いじめと対策について紹介します。
あいさつしても無視される
ありがちないじめの「無視」。よくあるパターンとしてあげられるのは、あいさつしても無視。女性の多い職場では、よくあることかもしれません。職場に男一人っていう特殊な環境だと、一つの気に食わないことで、ターゲットになってしまう可能性があります。
ぼくもそうでした。でも、返事がなくてもあいさつは続けた方がいいと思うのです。理由は2つ。
- いじめてもめげないといじめる気が失せる
- あいさつにはコミュニケーションを円滑にする不思議な力がある
めげないってのは大事で、毎日続けているとある日を境に自分の壁を乗り越えられる日がくるんです。今日も無視されるかなと思っても続ける。無視されてもいいかになる。こういうときに嫌な気持ちになるから人には絶対しないでおこう、と自分の学びになっていく。出口のないトンネルはないんですね。
仕事の話ができない
業務上の話ができないと、仕事に支障が出るからきついですよね。
クライアントからの電話をつないでもらえない
FAXを帰宅間際に渡されたけど……朝のじゃん
悪質ないじめというか嫌がらせが起こると、職場に男一人の場合は悩みを相談できなくて辛くなるかもしれません。でも明らかに業務に支障がでることに対しては、毅然とした態度で出なければなりません。
一方で仕事の話ができないお陰で、結果として自分のスキルアップにつながることもあるんです。ぼくもそうでした。それは、どんなチャンスか?
- 上司が仕事をしないから自分ばかりする
- 上司が仕事を押し付ける割に手柄はとっていく
一見、マイナスなことにも思える事柄ですよね。でも、これはチャンスなんです。この嫌がらせが、こうなります。
- 上司が仕事をしないお陰で、後から振り返るとスキルアップにつながる経験になっている
- こんなにも嫌な人と過ごせたのだから、これ以上はない!とすごく器が大きくなる
どうでしょうか?ぼくは転職して過去を振り返った今、言えることですが、あのときクソみたいな上司がいてくれたお陰で、仕事ができるようになったと思っています。
- なんでも自分で調べる癖がついたこと
- わからないことでも自分で学んで解決する問題解決力
- 上司の分の仕事もすることでデータ解析や集計方法、報告書の作成経験をたくさん積めた
- 転職してからVBAを学び始めたが、過去の経験のお陰で仕事を通して学ぶことができている
- ブラックといわれる環境がブラックと思えない
あげたらキリがないですが、逆転の発想を持つことで自分のスキルアップになるんです。クソみたいな上司からは、こんな人間にはならないぞ!という人生も学べるのです。
悪口を言われる
男一人の職場では、陰で悪口を言われることもあります。少しでもマイナスイメージが付くとうわさが広まって、気づいたら社内全体の評価が下がっていたなんて事態もあり得る。
でも、陰で言われているうちは、表立って何かされません。とりあえずスルーして、仕事で失敗しないようにする方が大切です。会社は仕事をする場所なんですから。仕事を通して、自分のスキルをあげることが重要です。
女性ばかりの職場に男一人で働くときの心構え
女性ばかりの職場で男一人の時、どうやって振舞えばいじめのターゲットにならずに済むか……悩むところだと思います。女性ばかりの職場で男一人のときの心構えは、孤独を受け入れスルーすることです。
孤独を感じても良好な関係を保てていれば良しとする
男性一人の職場では、気の許せる相手がなかなか見つからず、孤独を感じるかもしれません。でも……
- 女性社員には嫌われていない
- 仕事には支障はない
のであれば、良好関係と言えます。
トラブルが起こりにくいし、仕事もしやすい最高の距離感ではないでしょうか。社内で感じる孤独は社外で発散すればいい。趣味とか自分が楽しめる時間を作ることに集中すれば、社内での孤独なんて気にならなくなります。
職場は学校ではありません。職場というプラットホームを通して、仕事を通して。自分のスキルをあげて、社会人としてのレベルをあげていく場所なのですから。
いじめを受けたらスルースキルを身につける
無視されるのであれば、最低限の報連相だけ意識して、あとは気にしないっていうのが最も適切な対処法です。厄介なのは、最低限の報連相に対してネチネチと嫌味を言ってきたり、説教してきたりするパターンです。
相手をすると無駄に時間がとられるけど、無下に扱うとさらに状況が悪化する可能性もありますよね。
そんな時は……
はい!すみませんでした!
と相手を一旦は受け入れて、心の中では……
ばーか!!
と笑いましょう。
当然、言われた内容はスルーすることがおすすめ。スルースキルは自分を守るスキルでもあるから、こういう嫌な職場で練習して身につけると心強いと思います。
人生のどこかで、自分が感じる最大に嫌な環境を経験していると、その後の人生で大きな自信に変わるんですね。事実、ぼくは転職して、周りの人で人間関係で文句を言う人もいます。でもぼくは思うのです。
あの頃に比べたら、全然いい環境だよ
みんなこれくらいでも嫌に思うんだなぁ
って。なんというか、これ以上最悪な環境ないでしょってところを経験すると余裕ができるんですよね。ここでも逆転の発想です。人生で大事なスキルを嫌な職場で身につけさせてもらうんです。
男一人という特権を利用。自分が必要である立場を作る
男性一人っていう状況は捉え方によってマイナスにもプラスにもなります。要は考え方次第。女性は扱いづらいこともたくさんあるけど、思考は意外と単純かもしれません。雑用は率先して、時には男らしさを出し。女性の変化にアンテナをはると男一人でもなじめる環境作りができるように思います。
力仕事などの雑用は率先して担当する
自分ばかり力仕事とか雑用をやらされる…と思うかもしれないけど、誰がやってもいいことは自分がやろうっていう考え方に変えてみましょう。これは生きる上でも大切なスキル、他者思考です。自己犠牲ではありません。
雑用を率先していると、雑用以外にも頼られるかもしれません。そうなると、一目置かれるようになって「○○君がいると助かるね」と働きやすい環境に変わっていきます。
たまに男性らしい発言や行動をサラッとする
女性は男らしい発言や行動に魅力を感じるもの。注意点は、強く言ったりするような男らしさは求めていないってことです。女性ばかりの職場で求められる、男らしさはこれ。
- 会議でなかなか結論が出ない時に、男性目線でズバッと言う
- 長いものに巻かれるタイプの権力者に間違っていることをしっかり伝える
女性がなかなかできない部分で男らしさを発揮していくと、気づく女性は必ずいます。少しずつ印象を残すことがポイントです。
女性の変化を感じとるアンテナを常に張っておく
女性の変化を敏感に感じ取ることは結構大事で、
髪型変えました?
体調悪そうだけど大丈夫です?仕事手伝いましょうか?
とサラッと声をかけられると、年齢関係なく嬉しいもの。その場では、軽くスルーされるかもしれないけど、興味を持ってもらうことは、そんなに嫌じゃないと思います。
毎回声をかけられると、反対に監視されているみたいで気持ち悪くなるから、頻度だけは注意をしましょう。ポイントはサラッと声をかけることです。
女性ばかりの職場に男一人になったら孤独は受け入れターゲット回避が吉
女性ばかりの職場で男一人だと、良くも悪くも目立ってしまいます。目立つと良いうわさも悪いうわさも広まりやすいけど、反対に完全に空気みたいになっている時は、最も過ごしやすい環境かもしれません。ぼくは空気みたいになりすぎて、自分の存在意義が見出せず、鬱っぽくなってしまったから、程度には注意が必要ですが。
存在感が薄くなった男性は、
- 物足りない
- やりがいがない
とかで、孤独に感じるかもしれません。そんなときは状況をみて、
- 力仕事など雑用を率先してやる
- 男性ならではのポジティブ発言をする
とか、少しずつアピールするとイイと思います。
それでも女性ばかりの職場で孤独を感じているあなたは、下記の点を意識しましょう。下記の4つを意識すると、最悪な環境からでも、その後の人生にいきる経験を学べます。受け身な出来事でも、能動的に意識変換することがポイントです。
- これ以上、最悪な職場はない。人生最悪の職場を学べたと逆転の発想をする
- こんな人間にはならないぞ!と反面教師にする
- メンタルを鍛えるには最適な環境であると認識する
- ただし鬱になる前にちゃんと逃げる
特にぼくが女性の多い職場で嫌な思いをして、それでもよかったことは人生最悪の職場を学べたことです。もうこれ以上に最悪な職場はない場所。
そこで一定の期間、仕事をすることができた経験をすると、ちょっとやそっとでは辛いと思わなくなる。どん底の経験をしたことのある人間は強いと思います。
出口のないトンネルはないから、逆転の発想で得られるスキルをある程度身につける修行期間を経て、転職を考えてみましょう。